中村勘九郎さん植樹の枝垂れ桜が満開 奈良県大和郡山市の源九郎稲荷神社
奈良県大和郡山市洞泉寺町の源九郎稲荷神社(小嶋靖久宮司)で、歌舞伎役者の中村勘九郎さんが植樹した枝垂れ桜が満開となり、参拝者を楽しませている。
同社の由緒略記では、日本三大稲荷の一つであり、源頼朝から逃れる源義経の道中を守った白狐をまつるという。歌舞伎の演目「義経千本桜」でも有名で、この舞台が縁で、中村勘九郎さんが2012年9月、襲名記念に枝垂れ桜と枝垂れ梅を植樹した。
同神社は豊臣秀吉の弟、秀長が大和郡山城主の時、守護神にと吉野川のほとりから移築。再来年のNHK大河ドラマの主人公が秀長に決まり、同神社の社務所を預かる中川圀昭さん(83)は「縁の深い同社も注目されると思う」と期待。