奈良・古社寺の花めぐり/白い花で境内彩る - 海龍王寺でユキヤナギ見ごろ
奈良市法華寺町の海龍王寺で、ユキヤナギが見ごろを迎え、白い花が境内を彩っている。
ユキヤナギはバラ科の植物。垂れた枝いっぱいに雪が降り積もったように小さな花を咲かせる。境内には約150株があり、現在は八分咲き程度。石川重元住職は「例年より開花が少し遅く、4月初旬ごろまで楽しめそう」と話す。
同寺では4月7日まで、本尊十一面観音像(国重要文化財、鎌倉時代)の特別開帳を実施。光明皇后筆の「自在王菩薩教」や弘法大師筆の「隅寺心経(般若心経)」(いずれも奈良時代)も公開している。