「ご当地おむす美大賞」 福島県産のリンゴを使ったおむすびが日本一 - 無形文化遺産について調べてみよう【ふりがな付きニュース】
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地域の特色ある食材や食文化を生かした創作おむすびの「日本一」を決める「第1回ご当地おむす美大賞」(農林水産協会主催)の本選考会が2月27日、大阪市で開かれ、福島市の小学2年永岡皐君(8)が考案した「ふくしまリンゴおむす美」が大賞(賞金50万円)に選ばれました。
地元産のリンゴを皮ごとカットして使い、爽やかな味わいに仕上げた作品。永岡君は「ここに出られただけでもうれしいのに、大賞に選ばれて夢のようです」と笑顔で話しました。準大賞(賞金20万円)は、イワシの煮干しやピーナツを使った佐藤安さん(49)=千葉県大網白里市=の作品に決まりました。
「第1回ご当地おむす美大賞」で大賞に選ばれた「ふくしまリンゴおむす美」を手にする永岡皐君=2月27日、大阪市
「第1回ご当地おむす美大賞」で大賞に選ばれた「ふくしまリンゴおむす美」
ご当地おむす美大賞は、和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され10年たったことを記念し、米食と地域の食文化の活性化を目指して創設。884作の応募があり、本選では、国立民族学博物館の石毛直道名誉教授ら7人が、北海道・東北、九州・沖縄など全国6ブロックから選ばれた作品の選考に当たりました。
🔍調べてみよう
無形文化遺産とは、芸能や伝統工芸の技術など形のない文化で、その土地の歴史や生活習慣と深くかかわっているもののことです。
ユネスコは、この無形文化遺産の保護への意識を高めたり、さまざまな国・地域の無形文化財を互いに尊重し合う気持ちを育てようと「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(代表一覧表)」というリストを作成。日本からは「和食~日本人の伝統的な食文化」をはじめ22件が登録されています。
このうち、奈良県の民俗芸能「題目立」(奈良市)と「十津川の大踊」(十津川村)の2件について、「どんな芸能か」「いつから続いているのか」など調べてみましょう。なお、「十津川の大踊」は他府県の芸能、計41件とあわせ、「風流踊」という名称で登録されています。