奈良県橿原市役所分庁舎前にストリートファイター「春麗」銅像 クラウドファンディングで設置
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大手ゲームソフト会社「カプコン」(大阪市)の人気対戦型ゲーム「ストリートファイター」のキャラクター「春麗(チュンリー)」の銅像が奈良県橿原市内膳町1丁目の同市役所分庁舎ミグランス前に設置され、9日に除幕式が開かれた。
同市とカプコンは2022年8月、ストリートファイターを地域活性化に活用しようと、包括連携協定を締結した。カプコン創業者の辻本憲三会長は同市出身。
同市は昨年7月から10月にかけて、春麗の銅像を設置するためのガバメントクラウドファンディングを実施。全国の34人から計557万円(目標金額550万円)の寄付が集まった。
銅像は台座を含め高さ約1メートル60センチのブロンズ製。デザインはカプコンが担当し、胸の前で拳と手のひらを合わせるポーズをしている。
除幕式には、亀田忠彦市長やクラウドファンディングの協力者らが出席。亀田市長は「素晴らしい出来ばえ。世界的に人気があるゲームのキャラクターを活用して橿原市をPRしていきたい」と話した。除幕されると、市民らが写真を撮るなどしていた。除幕に先立ち、県立橿原高校日本拳法部の部員が実技を披露。記念イベントも開かれ、市民らがゲーム体験や缶バッジ作りを楽しんだ。
昨年5月には、ストリートファイターのキャラクター「リュウ」の銅像が同市内膳町1丁目の市観光交流センター「かしはらナビプラザ」前に設置されている。