JR関西線の高架化事業、4月に仮線切り替え - 奈良~王寺間4月13日夜から終電まで運休
踏切も一部通行止め
奈良県道路建設課は、JR関西線の高架化事業に伴い、線路を仮線に切り替える作業を4月に実施すると発表した。対象区間は奈良市大森町-八条4丁目の1880メートル。工事期間は4月12日夜から同14日朝まで。大安寺踏切と中八条踏切が一時、通行止めとなるほか、奈良-王寺駅間で13日午後8時45分ごろから終電まで運休するなどダイヤにも影響が出る。
JR関西線の高架化事業は県がJR西日本と協働で2021年から実施。周辺の道路整備と併せ、鉄道の高架化で計4カ所ある踏切を除却、交通渋滞や事故の防止、地域分断の解消などを図る。
工事は、現在の線路の東側に仮線を敷設。4月に仮線に切り替えた後、高架部分を施工、完成後に再び切り替えて高架化を終える。
切り替え作業に伴い、踏切位置が変わる大安寺踏切では、4月12日午後10時~13日午前6時、13日午後10時~14日午前3時45分に通行止め。同じく中八条踏切も13日午後10時~14日午前3時45分に通行止めとなる。
また、この2踏切と南大安寺踏切、南八条踏切の計4カ所は14日午前3時45分~7時45分に試験を実施。その後、通行が可能となる。
八条踏切は、付け替えに伴う通行止め、試験は行われないが、期間中は工事用車両の出入りがあり、通行に注意が必要。
運休は、奈良-王寺駅間が、13日午後8時45分ごろから終電まで。上り14本、下り8本。加茂-奈良駅間と木津-奈良駅間は、13日午後12時ごろから終電まで。上り1本、下り2本。
詳しくは、県道路建設課のホームページ(https://www.pref.nara.jp/item/305153.htm#itemid3051)、JR西日本の告知(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240221_00_press_yamatoji-line%20suspension.pdf)を参照。