さかもと養鶏が最優秀賞 県内畜産農家で初 - 全国優良畜産経営管理技術発表会
副知事に受賞を報告
奈良県五條市中之町のさかもと養鶏(阪本未優社長)が、11月に東京で開かれた全国優良畜産経営管理技術発表会(中央畜産会主催)で最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞した。
県内畜産農家の最優秀賞受賞は初めて。今月18日、阪本社長らが県庁を訪ねて村井浩副知事に受賞を報告した。
同発表会は畜産経営の改善につながる優秀な取り組みを表彰、優秀事例を全国の畜産経営者に発信する。
さかもと養鶏は約1万4千羽を飼育。阪本社長が養鶏を、姉の雅さんが販売を担当する。発表会ではハイブランド化を図りECサイトで卵や加工品を販売していること、直売所横の遊休農地にヤギとの触れ合い広場を併設するなど、多角的な事業展開が評価された。
村井副知事は「他の事業者の見本となって」と激励、阪本社長は「同業種で意見を交換して業界を盛り上げたい」と話した。