社会
黒船来航を描いた絵馬見つかる 退散を祈願か 葛城の調田坐一事尼古神社

奈良県葛城市疋田の調田坐一事尼古神社(高津和司宮司)で、1853(嘉永6)年の黒船来航を描いた絵馬が見つかった。黒船の退散を祈願した可能性があり、来航地の浦賀(神奈川県横須賀市)から遠く離れた大和でも、人々が不安を抱えていたことが分かる。黒船の絵馬が確認されているのは広島県安芸高田市の川角山神社だけといい、当時の世情を知る貴重な資料という。
奈良県葛城市疋田の調田坐一事尼古神社(高津和司宮司)で、1853(嘉永6)年の黒船来航を描いた絵馬が見つかった。黒船の退散を祈願した可能性があり、来航地の浦賀(神奈川県横須賀市)から遠く離れた大和でも、人々が不安を抱えていたことが分かる。黒船の絵馬が確認されているのは広島県安芸高田市の川角山神社だけといい、当時の世情を知る貴重な資料という。