奈良で女性のための起業入門セミナー 流れや計画、資金調達など解説
奈良県地域産業振興センター県よろず支援拠点と日本政策金融公庫奈良支店、県女性センターは9日、奈良市東向南町の県女性センターで、「女性のための起業入門セミナー」を開いた。起業に興味がある女性や起業を目指す女性約40人が参加した。
本年度の「県女性センター 女性の起業応援講座」の一環。
第1部「起業のはじめ方〜事業コンセプトを考えよう〜」では、県よろず支援拠点のコーディネーター、矢野裕道さんが講師を担当した。矢野さんは起業の流れを、順に「起業を決意する」「事業計画を練る」「計画を立てる」「準備する」と説明。起業のメリットを「好きなことをしてお金が稼げる」「定年がなく生涯現役でいられる」などとし、デメリットとして「収入が安定しないことが多い」「責任は全て自分にある」などを挙げた。
参加者は、最適なキャリアプランを考えるために、「Will(やりたいこと)」「Can(できること)」「Must(求められていること)」の三つの観点から「自分自身を棚卸しする」ワークを行った。
第2部「創業計画書の作り方〜押さえておくべきポイントとは〜」では、日本政策金融公庫奈良支店国民生活事業融資第三課の竹雅洋平課長と同事業融資第一課の松浦有里子上席課長代理が講師を務め、創業時の資金調達や創業計画書作成のポイントを説明した。