天誅組160年記念講演会 終焉の地で顕彰 - 東吉野村

幕末の大和で尊王攘夷派志士が決起した「天誅組の変」から今年で160年を記念した講演会が4日、東吉野村小川の村住民ホールであり、岡本彰夫県立大学客員教授の講演やパネルディスカッションなどが行われた。
天誅組は文久3(1863)年8月、五條代官所を襲撃。約40日間、吉野山中などを転戦し東吉野村鷲家口で壊滅した。講演会は「終焉の地」の同村で天誅組を顕彰しようと、9月に続いて実施された。
岡本さんは「天誅組と私」と題して講演。天誅組を顕彰する意義について「利他」「責任」「再生」を挙げ、「世のため、人のために身を捧げ、最後に責任を負った志士たちを歴史にとどめ教訓にすべき」とした。
さらに、変の前年に春日大社本殿で神鏡が2面立て続けに落下する事件があったことを指摘。災いの前兆とされることから、「天誅組のきっかけとなった大和行幸は、『神鏡落御』を恐れた孝明天皇の春日社参拝が理由では」と推測した。
このほか、岡本さんと阪本基義・元東吉野村教育長、草村克彦・天誅(忠)組記念館長、桝本君孝・村天誅組顕彰会長がパネルディスカッション。五條市の子どもたちの金管バンド「五條Jr・バンド〜奏〜」が、オリジナル曲「維新の魁・天誅組」などを演奏した。
また、翌5日には、同村小川の宝泉寺で天誅組160年記念法要も営まれた。