JAならけん「夏休み親子マネーセミナー」 楽しく学ぶお金の役割 実際の買い物体験も
奈良県農業協同組合(JAならけん)の「夏休み親子マネーセミナーおつかい上手にできるかな~」が3日、橿原市常盤町の同組合まほろば支店で開かれ、午前と午後の部を合わせ小学1〜4年の児童と保護者ら約30組60人が参加。講義や体験を通じお金に関する知識や役割を学んだ。
昨年に続き2回目。買い物には予算と目的、選ぶ要素があることを講座や体験を通じて学びながら、金銭感覚を身に着けて貰おうとするもの。当日は、C・キッズ・ネットワークの南雲智子さん、小山千智さんが講師を務め、参加者は3人1組のグループに分かれ、食材が描かれたカードと紙のお金で、料理に必要な食材を揃えていく模擬ショッピングに挑戦。
また、1500円分のクーポン券が参加者にプレゼントされ、同敷地内のまほろばキッチン橿原店で実際の買い物を体験。児童らは保護者に渡された買い物リストを手に、売り場を巡った。参加者からは「広い店内で多くの食材から予算を考えながら野菜を選ぶのが楽しい」などの声が上がった。
同組合では昨年冬、フードバンク奈良に県産米ひのひかりを寄贈する「地域応援定期貯金」を募集、今夏のサマーキャンペーンでは「地元農産物応援定期」に取り組むなど、“地域応援”をテーマにSDGs(持続可能な開発目標)色を打ち出したキャンペーンを展開。
同組合の車谷保次金融推進部長は「貯金することが地域のお役立ちにも繋がるとの事業の付加価値を高めることが大切。今回のマネーセミナーを含めJAとして地域の役に立つ事業に努めていきたい」と話した。