JAならけん月ケ瀬支店が移転オープン 地産品を支援、組合員と交流へ
奈良県農業協同組合(JAならけん)は7日、奈良市月ケ瀬尾山の月ケ瀬支店(西田久美支店長)を同組合の直売所だった旧グリーンマートに移転してオープン。中津博行・経営管理委員会会長や村本佳宜・代表理事理事長ら7人がテープカットしてオープンを祝った。
移転は、1968年に建物が建築されて今年で55年となる旧月ケ瀬支店の老朽化に伴うもので、新支店は県道を挟んで旧支店の前に立地。2022年3月末に閉鎖していた旧グリーンマートの一部を増築して活用した。
建物は木造瓦ぶき2階建てで、延べ床面積約210平方メートル。屋根瓦だけでなく、壁面も白壁と木造の壁で分けるなど、周囲の景観に溶け込んでいる。内部は一部吹き抜け。ATM(現金自動預払機)1台は旧支店横に設置しているものを活用する。新支店の職員は9人。
オープン前に行われた式典には関係者約50人が出席。あいさつした中津経営管理委員会会長は「月ケ瀬はお茶が多いが、それ以外の農産物もある。オープンを機にJAならけんを利用するとともに支援していただければ。組合員と触れ合っていきたい」と述べた。