歴史文化
興福寺五重塔120年ぶりの大修理 まずは1年かけ塔を覆う素屋根建設
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約120年ぶりの大規模修理が行われる奈良市登大路町の興福寺五重塔(国宝)で5日、工事用素屋根を建設する工事が始まった。
初日は、今月下旬をめどに通行止めになる五重塔と東金堂の間にある東西通路の迂回(うかい)路を作る作業が始まり、邪魔になる樹木の伐採や工事車両進入路の工事が行われた。迂回路は東金堂と駐車場の間に設置され、来週ごろから舗装が行われる予定。塔を覆う素屋根は約1年かけて建設される。
工事に伴い、東金堂を閉堂し、中金堂を開堂している。また、夜間に行われている五重塔ライトアップは8月20日午後10時で終了となる。