「小さな親切」運動奈良県本部総会 事業計画と予算承認

「小さな親切」運動奈良県本部の第43回総会が20日、奈良市南京終町1丁目の南都銀行研修センターで開かれ、2022年度事業報告、同決算と23年度事業計画、同予算を審議、承認した。また、役員改選が行われ、南都銀行特別顧問で16年から代表を務めてきた植野康夫氏が退任、同銀行取締役頭取の橋本隆史氏を後任の代表に選出した。
同運動は、より良い社会づくりを目指して1963(昭和38)年に始まり、全国で進められている取り組み。今年3月末現在、県内の総会員数は7791人。
退任あいさつで植野代表は「8年間の任期後半はコロナ禍で活動の制約を受けたが、各支部が工夫をして取り組みを継続していただいた」と感謝し、改めて「世界情勢など不安定な状況が続くが、こんな時だからこそ思いやりの心が大切」と運動の発展に期待を寄せた。
22年度事業に関しては、ふるさと美化運動や献血、小さな親切ポスター・作文コンクールの実績などを報告。本年度事業では、9月の「日本列島クリーン大作戦」に参加、官民一体の県民運動として取り組む計画などを承認した。