河合町長に就任した森川喜之さん(67) - ときの人
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4月23日投開票の奈良県河合町長選で現職を退け初当選。大阪府以外の市町村で初の日本維新の会公認首長となった。
中学卒業後、父が営む清掃会社に就職。行政による同和対策事業の土地価格差に憤り、30代で河合町議選に立候補した。町議2期、県議3期を務め、同事業の適正化や駅周辺のバリアフリー化に尽力。
新町長として目指すのは「若者と高齢者、現役世代が共に楽しく暮らせる町」。行財政改革で財源を生み、教育や子育て支援、医療・福祉の充実で人口増を図る。
5月1日に初登庁。12日には公約に掲げた自身の給与3割(年間約448万円)削減と退職金(4年で1768万円)を無くす議案を臨時議会に提出し、可決された。
厳しい町財政を再建するため、事業予算を見直すほか、人口を減らさないため子育て支援を重視。保育園や幼稚園、小中学校の給食費無償化には年間約6千万円必要で、「来年度に間に合わせていきたい」と意欲を見せる。
同じ来年度には町組織に観光課を新設し、観光促進や企業誘致で財源確保を図る。馬見丘陵公園、古墳、広瀬神社を巡る観光ルートをつくり地場産品を売る構想を描く。
就任からまもなく1カ月。長年続く旧体制のしがらみに挑む重責を胸に、新リーダーの挑戦は始まったばかりだ。(高橋智子)
もりかわ・よしゆき
1955(昭和30)年8月、河合町生まれ。町立河合第一中学校卒。父が経営する清掃会社で事務や営業、経営などを担った。90年から県環境保全協会理事、副理事長を歴任。87年、町議会議員に初当選。町議2期、県議3期を務め、今年4月、河合町長選に初当選。趣味はドライブ、ゴルフ。孫4人。