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高齢者の智恵袋を伝授 天理でイベント

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ひもを使ったマジックを披露する高齢者(右上)=23日、天理市川原城町の天理駅南団体待合所

 高齢者の知恵や技を若い人などに伝授するイベント「おじいちゃん、おばあちゃんの知恵袋」が23日、奈良県天理市川原城町の天理駅南団体待合所であった。高齢者が講師を務めたマジック講座やはがきを使った鍋敷き講座などが開かれ、子どもや家族連れなどが参加した。

 

 2015年5月に発足した任意団体「高齢者元気創出プロジェクトTENRI」(井上久光代表、メンバー約30人)が主催。同団体は同市内の一人暮らしを中心とした高齢者に、「このまちに住んでいてよかった」などと思ってもらうよう、一人暮らしの高齢者の自分史づくりや手紙を届けるなどの活動をしており、今回のイベントはその活動の一環。

 

 この日は二つの講座以外に、壊れたおもちゃを高齢者が修理する「おもちゃ病院」の開設と、日本茶が点(た)てられた。会場には同団体を紹介するコーナーも設けられた。

 

 友人や知人に声を掛けて同団体の活動を始めたという、天理大学職員の井上代表(59)は「このイベントで若い人に高齢者の技をリスペクト(敬い)してもらい、そのことが自分たちの祖父母へのリスペクトにもつながっていけば」と話した。

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