「行基の供養堂」 多宝塔形式の新復元案 - 奈良・菅原遺跡の円形建物

2020〜21年に菅原遺跡(奈良市疋田町4丁目)の発掘調査で見つかった、奈良時代の高僧・行基(668〜749年)の供養堂とみられる「円形建物」跡について、元興寺文化財研究所は5日、新たな復元案を発表した。鎌倉時代より古い現存例のない多宝塔形式が最も有力とし、「考古学にも建築史にも一石を投じる重要な成果が得られた」としている。
2020〜21年に菅原遺跡(奈良市疋田町4丁目)の発掘調査で見つかった、奈良時代の高僧・行基(668〜749年)の供養堂とみられる「円形建物」跡について、元興寺文化財研究所は5日、新たな復元案を発表した。鎌倉時代より古い現存例のない多宝塔形式が最も有力とし、「考古学にも建築史にも一石を投じる重要な成果が得られた」としている。