橿原市予算案、前年度比4.8%の総額449億7000万円 増医療費助成の対象拡大
関連ワード:
奈良県橿原市は24日、2023年度一般会計当初予算案を発表した。総額は449億7千万円で、前年度比20億5千万円(4.8%)増。3月1日開会の市議会3月定例会に提案する。
歳入は、市税が前年度比1.3%増の160億9735万円。市債は同49.4%増の22億9030万円で、臨時財政対策債などが減少した一方、本庁舎や小学校施設、道路の各整備事業債の増額などで膨らんだ。市債残高は同9億4966万円減の315億1571万円を見込む。
歳出は、義務的経費が235億2348万円(同0.2%減)で、うち扶助費が118億6694万円(同2.5%増)。投資的経費は45億353万円(同65.2%増)。
市役所本庁舎整備では、本庁舎の本館、西棟、西館にある部署の移転先候補(市内公共施設)の改修と、空いた庁舎の解体工事に5億5040万円を盛り込んだ。
主な事業は、0〜2歳の第2子以降の保育料の完全無償化に9899万円▽対象を高校生まで拡大、8月から未就学児は完全無料とする子ども医療費助成事業に2億6225万円▽人気ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクター活用による銅像やマンホールの設置、原動機付自転車標識の製作などのシティセールス展開事業に550万円▽スマートフォンなどで悩み相談のできるアプリの導入(中学生対象)に99万円―などを計上した。