奈良市春日野町の春日大社で28日、樹齢約800年とされるご神木の大杉のしめ縄が掛け替えられた。

　大杉は高さ約25メートル、幹周り約8メートル。本殿前の「林檎(りんご)の庭」にあり、毎年同日の「御煤払(おすすはらい)式」に合わせて新しいしめ縄に掛け替える。

　農家でつくる同大社の関係団体「大和士(やまとざむらい)参勤春日講」のメンバー8人が作業した。大杉にはしごをかけて1年前に巻いた古いしめ縄を外すと、新たに編んで作ったしめ縄を慎重に巻き、迎春準備を整えた。