現新激しい舌戦 平群町長選あす投開票
任期満了に伴う奈良県平群町長選はあす20日、投開票される。新人で会社役員の須藤啓二候補(71)と、再選を目指す現職の西脇洋貴候補(65)=いずれも無所属、届け出順=が立候補。町内で計画される大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を巡る問題や町営ウォーターパークの存続などを争点に舌戦を繰り広げている。
住民団体「平群のメガソーラーを考える会」の代表世話人を務める須藤候補は、「住民のため業者が諦めるまで闘う」とメガソーラーの建設反対を主張。また、財政上の問題から町が廃止方向で協議中の町営ウォーターパークについては、町が示した補修費の試算に疑義を唱え、存続を訴える。
一方、抱負な行政経験を持つ西脇候補は、近鉄平群駅前周辺の整備事業や総合文化センターの開設など4年間の成果をアピール。2期目に向け、財政健全化や若年層の定住化促進などを公約に掲げる。また、メガソーラー建設計画については「地域の安全を第一に考え、県と連携して協議していきたい」としている。
投票は20日午前7時から午後8時まで、町内10投票所で行われ、午後9時から同町総合文化センター1階くまがしホールで即日開票する。14日現在の選挙人名簿登録者数は1万6069人(男7502人、女8567人)。