財政健全化へ着実に 西脇洋貴候補(65)=無現= - 平群町長選
15日、告示された奈良県平群町長選は、4年の成果をアピールする現職の西脇候補と、大型太陽光発電施設(メガソーラー)建設計画の反対を軸に行政の転換を訴える新人の須藤候補の一騎打ちに。のどかな山あいの町に、町の未来を描く両候補の舌戦が響く選挙戦が始まった。
西脇陣営の出発式は午前9時から、同町梨本の選挙事務所前で開かれ、地元県議や近隣の町村長、町村議らをはじめ町内の支援者約100人が駆けつけた。
現職の西脇候補は就任4年間の成果として、近鉄平群駅前周辺の整備事業の完成と悲願だった総合文化センターの開設などを挙げ「県下ワーストの厳しい財政状況ではあるが県の支援も受け、少しずつだが着実に改善が図れている」と手応えを語った。
2期目に向けた主な施策に、財政の健全化、若年層の定住化促進、農業振興、子育て支援、高齢者の医療・介護の充実などを掲げた。
目下の問題のメガソーラーの建設については「地域の安心安全を第一に考えて、県と連携し慎重に協議していきたい」と話した。