奈良の鹿たち、落ち葉の上でほっこり 近畿地方で木枯らし1号
大阪管区気象台は14日、「今月13日に近畿地方で『木枯らし1号』が吹いた」と発表した。昨年(10月23日)より21日遅かった。
発表によると、13日の近畿地方は西高東低の気圧配置になり、北よりの風が強まったため。奈良市内では午後8時46分に最大瞬間風速9・5メートルの北北西の風が吹いた。
近畿地方の「木枯らし1号」は、霜降(10月24日ごろ)から冬至(12月22日)までの間に、西高東低の冬型の気圧配置となった日に、最大瞬間風速8メートル以上の北よりの風が吹いた最初の日と定義づけられている。
木枯らし1号が観測された翌日の14日、奈良市春日野町の奈良公園浮雲園地ではモミジなど多くの木々が赤や黄色に染まっていた。ナンキンハゼの木は、紅葉した葉を落とし、枯れ葉のじゅうたんに。シカたちは冷たい北寄りの風を避けるように落ち葉のじゅうたんでくつろいでいるように見えた。