優秀賞受賞者の5人・グループ決定 - 全国高校生歴史フォーラム
奈良大学と奈良県は「第16回全国高校生歴史フォーラム」の優秀賞受賞者を発表した。地域の歴史や地理、史跡、文化財、文学、人物などに関する高校生の研究レポートを募集し、全国62校から78編の応募があった。審査で優秀賞受賞者5人・グループが決まった。
11月12日に奈良大学で研究成果を発表
特に優秀な作品は学長賞と知事賞授与
5人・グループは11月12日に奈良市山陵町の同大で開かれるフォーラムで研究成果を発表する。特に優秀な作品には学長賞と知事賞が授与される。
フォーラムは午後1時半から。新型コロナウイルス感染拡大防止のため一般の観覧はできない。当日のフォーラムの様子はライブ配信を予定する。審査の間は渡辺晃宏・同大教授の特別講演「壬申の乱と律令国家建設への道」がある。
優秀賞は次の通り。(順不同、敬称略)
【優秀賞】東京大学教育学部付属中等教育学校の嵩玲衣「引っ越し大名の財政苦労譚(たん)~藩日記から読み解く松平大和守家の窮乏財政~」▽東京都・成城高校の片岡義秀「甲斐国内の扇状地における居館と詰城の地理的関係」▽神奈川県立足柄高校歴史研究部「明治期における赤痢流行への対応―『伝染病赤痢仮隔離病舎日誌』から―」▽岐阜県立多治見高校の田中裕真「日本における男色文化の盛衰と伊達政宗―LGBTQ+に寛容な現代社会の形成につなげる古の失われし文化―」▽長崎県立壱岐高校東アジア歴史・中国語コース2年歴史学専攻「『神宿る島』壱岐の信仰について~歴史的変遷と特異性~」