採れたてマツタケを破格の2キロ - 野迫川村ふるさと納税返礼品
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知る人ぞ知る奈良県野迫川村産のマツタケが同村のふるさと納税返礼品に初登場した。21日午後4時までの先着1件限定で、寄付金50万円を現金で村役場に納付すると、10月中に採れたばかりのマツタケ2キロを贈るという。
近年にない豊作、良質で王者の風格
村役場によると、昨年まで不作続きだったが、今年は気候条件に恵まれて、王者の風格ただよう良質のマツタケが山里をにぎわしている。全国でマツタケの返礼品は他自治体でもあるが、「重さ2キロ」は破格といえそう。
村のふるさと納税の使い道は、世界遺産「熊野古道小辺路(こへち)」の保全整備や外国人講師による小学校の英語学習、地球温暖化対策森林整備など多彩で、「村長一任」を含む六つのコースから寄付者が選択することができる。2020年以来の寄付状況は計410件約1千万円。
和歌山県高野町の経済圏に含まれて「奥高野」とも呼ばれる同村のマツタケはこれまで、和歌山県産の流通ルートで出回ることが多かったが、今後は「大和のせ川」ブランドの育成にも力を入れる。
6月に就任したばかりの吉井善嗣村長は「近年にない豊作の秋です。自然界に負けず、村の活性化も勢いに乗せたい」と決意を新た。マツタケのシーズンは今月末ごろまでで、村内でマツタケ料理を提供する飲食店もある。
ふるさと納税の問い合わせは、村役場、電話0747(37)2101。