歴史文化
「日本最古の文字」は油性マーカー 松江・田和山遺跡の石製品、橿考研が科学的分析

「日本最古の文字」との見解がある、松江市の田和山遺跡で出土した弥生時代中期後半(紀元前1世紀~紀元後1世紀ごろ)の石製品にある黒い線が、油性マーカーだったことが分かった。奈良県立橿原考古学研究所の岡見知紀主任研究員らが科学的分析で明らかにした。国内の文字使用の起源に関する議論とともに文化財研究そのものにも波紋を呼びそうだ。成果はあす10日、千葉市内で開かれる日本文化財科学会第39回大会で発表される。