歴史文化
西大寺で道鏡1250年遠忌法要

「知る会」が評価の再検討と顕彰図る
西大寺ゆかりの奈良時代の僧、道鏡禅師(?~772年)の1250年遠忌法要が7日、奈良市西大寺芝町1丁目の同寺で営まれた。忌日法要は道鏡の生まれ故郷、大阪府八尾市を中心に顕彰活動に取り組む「道鏡を知る会」が実施してきたが、同会は20回目の節目でもある今回の法要でいったん活動を終了する。
道鏡は女帝・称徳天皇の信任が厚く法王にのぼりつめ、称徳勅願の西大寺の創建にも深く関わった。ただ皇位に就こうとする画策は失敗、称徳の死後に失脚したともされる。