故菅谷・橿考研前所長の絶筆を出版 法隆寺再建の謎に迫る
県立橿原考古学研究所(橿考研)の前所長、菅谷文則さんの法隆寺に関する絶筆が、「甦(よみがえ)る法隆寺―考古学が明かす再建の謎」として柳原出版(京都市西京区)から出版された。明治時代から続く同寺の再建・非再建論争を建築史と考古学の両面で明らかにし、世界最古の木造建築、法隆寺を深く知るための入門書となった。
菅谷さんは現在の宇陀市に生まれ、橿考研では飛鳥宮跡や大峯山寺などの調査を担当。滋賀県立大学教授(平成19年に名誉教授)を経て、同21年から橿考研の所長を務めた。令和元年6月に76歳で死去。法隆寺に強い関心を持ち、昭和56年から昭和大修理に伴う境内の発掘調査も担当した。
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