大きな災害もない新年だったとまずは喜び…
大きな災害もない新年だったとまずは喜びたい。長い正月休みを終えて、きょうから仕事始めの人も多く、ようやく日常が戻ってくる。
しかしながら、本格的なネット社会となって、世の中が大きく変化していることを知らねばなるまい。昨年の事件や事象を見ても、急速に進んでいることが分かる。
まもなく就任する米国のトランプ大統領の再登場や、ウクライナ情勢、隣国・韓国のあやうい政治情勢といった、世界のことまで心配せねばならない。
国内も、政権与党の過半数割れという不安定な状況で、国民生活がどうなっていくのか不安ばかりが募る。夏の参院選でさらに厳しくなるのか、また衆院選もあるのかと不透明だ。
県内に目を転じても、維新知事は少数与党で、こちらも不安定なままだ。県議会の自民党は過半数を占めながら、一枚岩になっていない。
夏には県都・奈良市の市長と市議の選挙も控えている。ネット時代というのは、これまで発言できなかった「声なき声」が物言う時代だ。それだけに、何が本物なのかを、見抜いていく目が求められよう。(治)