本当なら、与党が過半数割れしたら政権交…
本当なら、与党が過半数割れしたら政権交代となるはずなのに、自民党は下野せずに、少数与党で政権維持をしようということか。
議席を4倍増してキャスチングボートを握った国民民主党の玉木雄一郎代表の動きが活発だ。50議席も増やした野党第1党の立憲民主党がさえない。
過半数割れに追い込んだのだから、野田佳彦代表が首班指名されてもいいのに、玉木氏ばかりが目立ち、そんな空気になっていない。15年前とは大きな違いだ。
しかし、政権を手放したくない自民党を見ていると、連立ではなく国民民主党の言い分を丸飲みするようでは、いずれ行き詰まる。今だけの小手先の政権が長続きするわけがない。
新年度予算もどうなるか。不安定な情勢が続き、またまた解散総選挙もあり得る。それまで党が変わった姿を示さなければ、さらにひどい結果になる。
目先の政権維持よりも大事なことを忘れていないか、と思う。きょうはアメリカの大統領選挙の投開票日だ。世界が大きく変わるかもしれないのに、この国を守ってもらえるのかどうか心配だ。(治)