国原譜

大型連休をどう楽しまれたろう。個人的に…

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 大型連休をどう楽しまれたろう。個人的にはさまざまな場所で色々な音に遭遇した。

 

 奉納演奏の高校生のマーチングバンドは、はつらつとした弾ける音を寺の境内に発散。初夏のやや強い日差しと季節の空気が、若い躍動感にマッチしていた。

 

 サイズ豊富な打楽器ゴングは、奏者の打ち方や組み合わせで音の重なりが多様に変化した。層をなす音の震えが体の内部に伝わる重厚な心地よさが、癒やしの空間を生んだ。

 

 縁日風イベントではアマチュアの若手、ベテランがジャンルを問わない演奏をステージや路上で披露した。上昇志向の若者には自分たちの音楽を拡散する場、ベテランには奏者、聴衆双方の生きがいとなっているようだった。

 

 場所やスタイル、目的などで音は表情を変え、聴き手に届き、感情を揺さぶる。いつもの音楽を屋内外問わず別の場所、条件で聴くにも頃合いの時期だ。

 

 県内では音楽祭「Nara for Culture~ムジークフェストなら2024」が開催中。以前と比べ少々敷居が高くなった印象も持つが、カジュアル気分の番組もある。さあ表に出よう。(智)

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