雨で桜が散るのではと心配したが、入園、…
雨で桜が散るのではと心配したが、入園、入学式にふさわしく、満開で祝ってくれた。園児らの手を引く母親の着物姿も晴れやかだ。
そんな希望にあふれたちびっ子や中学、高校の制服姿を見ていると、争いのない平和な時代が続いてほしいと願うばかりだが、大人たちが自信を持って誇れる世の中かどうか。
最近、全国各地で起きる地震に不安をおぼえる人も多かろう。自然災害は人知の及ばないものだからだ。しかし紛争は人為的なものだ。
戦争の悲惨さは、骨身にしみて体験したはずなのに、今もこの瞬間に幼い子どもたちや弱い立場の人たちが犠牲になっている。子供たちに未来を、約束できないのが悲しい。
それだけに政治を預かる人たちが真っ当であってほしい。一連の自民党派閥の政治資金裏金問題の対応は納得いくものではない。不信感を持たれたまま政治活動ができるのか。
県関係で堀井巌、佐藤啓の両参院議員が、いまだに県民どころか党員にも説明責任を果たしていない。きちんとしなければ、どんな素晴らしいことを言っても、信用されまい。(治)