2025年の大阪・関西万博に向け県が同…
2025年の大阪・関西万博に向け県が同イベントの魅力を積極的に発信、機運を盛り上げる「開幕500日前プロジェクト」が本格始動した。
ただ奈良市内のフードフェス会場にお目見えしたPRブースは公式キャラのミャクミャク人形が目を引いたものの、全体に少々地味な印象。
今後も県は各地のイベントに出展、ノベルティグッズなどを配るほかSNSやデジタルサイネージも活用して広報に取り組む姿勢だが、はたして県民の期待感、共感は得られるか。
「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマだが聞こえてくる話題といえばパビリオン建設の遅れや工費の増大など顕在化する課題ばかり。
また現在の社会、経済情勢も多くの来場者を魅了した1970年の日本万博とは大きく異なる。当時の印象を重ねれば、万博の前宣伝がどこか華やかさを欠いて見えても仕方ない。
とはいえ長いコロナ禍からようやく立ち直り始めたこの時期に地元関西で開かれるビッグイベントは県勢発展にとっても好機。ぜひ成功させたいから、PR活動はもっと派手に楽しくアピールをと願う。(松)