標高432メートル。好天に誘われ夏の大…
標高432メートル。好天に誘われ夏の大文字送り火でも知られる高円山に登ってみた。久し振りの山道で、ひと汗かけば火床に到着。絶景が広がる。
市街地から少し離れただけで、緑豊かな自然に浸れる場所。そんな身近な裏山的な穴場が奈良盆地の周辺には、まだいくつも残されている。
大和青垣の山々。中にはロープウエーで容易に登れる観光地、また音羽山や竜門岳など結構手ごわい高山もあるが、手軽なハイキングなら前出の高円山や竜王山あたりがお薦めか。
運動不足の向きのため、もっとハードルを下げて大和三山や王寺町の展望台、明神山などを巡るのも良。散歩以上で山歩き未満の丘歩きだ。
大和三山の中で最も高い畝傍山は標高198.5メートル。国見するにはやや低いが同273.6メートルの明神山は大和河内を一望。遠く淡路から比叡山まで視界に収める大パノラマが魅力。
きょう4月23日は伝統の二上山岳のぼり。麓の香芝市と葛城市、大阪府太子町から多くの住民が山頂を目指す。もう30年以上ご無沙汰だが、丘歩き日和ならぜひまた参加して、美化運動にも貢献したい。(松)