2025年大阪・関西万博の開幕まで約2…
2025年大阪・関西万博の開幕まで約2年になった。一部事業は具体的に動き出している。
新製品・サービスをデザインし、豊かな生活の実現や社会課題解決につなげる特別プログラム「Co―Design Challenge」では12の選定事業を発表。県からは吉野の企業人らによる「吉野材のベンチ」が選ばれた。
製作過程を公開し、木の魅力、継続的に木を育む必要性を問いかける内容。他には水資源の循環利用やマイボトル洗浄機、食品廃材利用の食器、資源回収型ごみ箱など身近で有用、実現・持続可能性の高い計画が実践される。
いずれも万博とその後の日常での活用が前提。計画発表の段階で早く実物を目にし、体験したくなった。
「いのち」がテーマの今回の万博は、華やかな未来社会へのわくわく感、地球外への人類の飛躍も示されて国民的関心事となった1970年大阪万博と比較されがちだ。だが前述の事業からも期待感大。やっぱり面白そうだ。
まだ不明な部分もあるが、世界的でより先まで継承される未来図が描かれる予感がする。2年は遠い先でもない。(智)