県政の継続の是非を問う知事選が告示され…
関連ワード:
県政の継続の是非を問う知事選が告示された。雨中のスタートとなったが、立候補者は、それぞれ街宣車から熱き想いを訴えた。
大阪以外初の維新公認の知事を目指す山下真氏には、党代表が駆けつけるほど力が入っている。自民県連のみの推薦となった平木省氏の陣営は、高市早苗会長の姿はなかった。
県議らを中心に気勢を上げたが、保守分裂の様相を浮き彫りにした。出遅れたが共産党推薦の尾口五三氏は、ベテランらしく支持者らに力強く訴えた。
現職の荒井正吾氏は、保守分裂のなかで固い支持者に囲まれて、これまでの実績を訴えた。各陣営の出陣風景を見ると、様変わりした感じだ。
選挙戦初日に、選挙のベテランに話を聞くと、構図の複雑さが浮かび上がってくる。県連レベルで自民推薦の平木氏に立憲民主党が支持し、荒井氏に国民民主党が推薦している。
各党中央も困惑しているとの声が聞こえる。公明党も自主投票を決めたようだし、県議選が始まったら、政党対決はどうなるのか、ますます混迷の度を増しそうだ。時間をかけて各候補者の言い分を聞きたい。(治)