先日「2022ユーキャン新語・流行語大…
先日「2022ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。大賞は文句なしの「村神様」。史上最年少で三冠王に輝き、日本選手シーズン最多の56本塁打を放ったプロ野球・ヤクルトの村上宗隆選手を称えた言葉だ。
ここ数年、大賞はスポーツ関係が多く、19年はラグビーW杯日本大会の日本チームのスローガン「ONE TEAM」。21年は米大リーグで活躍する大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」だった。
2年連続で野球界からというのは、根強い野球人気を裏付けたものだろう。では20年はというと、新型コロナに翻弄(ほんろう)された「3密(密閉、密集、密接)」が1位。
ところで、今年のトップ10の中に「てまえどり」があり興味をそそられた。難しい漢字の鳥の名前ではなく、「食品を買ってすぐに食べる場合、陳列棚の『手前』にある販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ行動を指す」(12月2日付日本農業新聞13面)。
コープこうべと神戸市が18年10月から始めた「行動啓発」キャンペーンで、食品ロスの削減につなげる取り組みだ。
広がりに期待したい。(恵)