信号機が設置されていない横断歩道。車の…
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信号機が設置されていない横断歩道。車の流れが途切れるのを待つ気でぼんやり立っていると、間髪を入れず数台が一時停止し少々面食らった。
先日訪れた三重県伊賀市でのこと。市街地を散策していて同様の交差点に着くたび例外なく車が止まる。さて奈良県内ではと首をひねった。
もちろん自身も車を運転する際は歩行者優先を心掛けている。とはいうもののも、横断歩道に近づくと列をなして走ってきた車が一斉に停止する様子を見て意外に感じたのも事実。
JAFが実施した今年の調査によると県内の一時停止率は32.1%。都道府県別結果が公表されている2018年以降、20ポイント以上改善した。
ただ全国平均の39.8%には及ばず都道府県順位は32位。これに対し三重県は49.6%。停止率は近畿が低く中京圏が高い傾向にあり、県境を挟んで交通マナーに差が生じている。
だから県でもルールの徹底が必要。また県警は歩行者にも横断する際は合図を送り、安全確保をと呼び掛ける。止まるのか渡るのか、歩行者と車が互いに意思を示し譲り合えば事故は防げるに違いない。(松)