警察庁の調査では、2017~21年の5…
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警察庁の調査では、2017~21年の5年間に全国で発生した交通事故で、日没後1時間以内に道路横断中の歩行者が死亡した事故は10~12月が7~9月の2.1倍だった。自転車関連の死亡・重傷事故も1.8倍に増える。
10~12月は日没と帰宅、買い物の時間帯が重なるのも理由らしい。たそがれどきは大禍時(おおまがとき)だ。
21~30日の秋の交通安全県民運動が始まった。春と秋の運動期間は自らの運転、交通安全への行動と意識を見直す機会でもある。
ルールは当然マナーもしかり。ただ県警も力を入れる、夕暮れ時の事故防止に関係するライトの早め点灯、自転車安全利用五則の順守、二輪車の安全走行などは道半ばといえる。
電動キックボードも法改正で一部車両の歩道通行がやがて可能になる。新要素で歩道は一層混み合い、配慮し合わないとトラブル増加は必至だ。
日本自動車連盟の昨年の調べではまだ全国平均以下ながら、県内の信号機のない横断歩道での歩行者優先の一時停止は少し向上したと感じる。やればできるの心持ちで今一度交通安全に向き合いたい。(智)