行きつけのバーで知人が「娘くらいの若い…
行きつけのバーで知人が「娘くらいの若い子と飲んで」と冷やかされていた。ところが、本当に親子だった。何ともうらやましい光景だ。
父は新聞記者で娘の方はインターネット上のライター。本来は「カエルの子はカエルだなあ」と反応すべきところ、ウエブライターと名乗られても、居合わせた中高年の常連らは意味が分からず、きょとん。
物書き業は斜陽とされるが、ウエブライターの需要は伸びているという。今回の参議院選挙でも現在社会でネットが浸透しているのを見せつけた。
本紙記者座談会で、参政党の候補者は「ネットを活用、やさしく語りかける口調で一定の支持を集めた」と指摘。全国的にも従来型の選挙運動ではない「れいわ新選組」「NHK党」が議席を増やした。
「選挙カーの街宣などやかましくて迷惑」「街頭演説するから安倍元首相は凶弾に倒れた」。言論の主張ならネットで十分との声が上がっている。
金のかかりすぎる選挙運動もなくなるだろう。が「やはり候補者と有権者の直接のふれあいがなければ」。旧世代の心境はちょっぴり複雑だ。(栄)