お隣り和歌山県橋本市出身の筒香嘉智選手…
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お隣り和歌山県橋本市出身の筒香嘉智選手(プロ野球米大リーグ)が、約2億円を自費で賄い、子どもたちのため地元に総合スポーツ施設を建設すると発表した。
高収入を得ている大リーガーだからこそだが、なかなかできることではない。県出身のスポーツ選手の中にも何らかのかたちで地元に貢献する選手が増えてきている。
子どもたちに寄付すると聞き、頭に浮かんだのは漫画タイガーマスクだ。孤児院出身のタイガー(伊達直人)は、恵まれない子のために援助する。
匿名で寄付する際に伊達直人名義にする人が続いたくらい大きな影響を与えた名作だ。ただ、清貧であるべきタイガーが、燃費の悪い高級スポーツカーを乗り回しているのは解せなかったが。
節税の意味が大きいといわれるものの、米国のセレブには巨額の寄付をする人が目立つ。米国と同様、貧富の差が広がっている日本の富豪にも見習ってほしい。
日本には寄付文化が乏しいと嘆いていたが最近、ネットで資金、寄付を募るクラウドファンディングが活発。隠れ伊達直人が多くなってきているのはうれしい。(栄)