新型コロナワクチン接種証明書アプリの運…
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新型コロナワクチン接種証明書アプリの運用が始まった。手許のスマホに導入し、手続きを終えれば証明書を取得、いつでも表示が可能になる。
行政が発行する書類は申請から入手まで時間がかかる印象が強いが、デジタル庁公式の同アプリなら簡単に素早く入手、使えるようになる。
ただ誤ったデータの修正が運用開始に追い付いておらず、一部ではアプリからの情報もれを懸念する声も。またスマホはもちろん、マイナンバーカードも所有していることが前提。
にもかかわらず同カードは全国で約40%、県内でも約45%の取得率にとどまっており、特典付与の継続が決まったものの、まだ課題が多い。
気が付けばデジタル化に付いて行けない人だけでなく、付いて行かない人も置き去りになる情報格差問題。ワクチン証明に関しては接種を望まない人にも同様の問題が降りかかる。
コロナ禍からの立ち直りに向けて加速が期待されるデジタル化だが、利便性を前面に押し出し、なし崩し的に中央突破を図るような手法とはならないよう。接種証明書アプリの活用、動向に注目したい。(松)