国原譜

県立橿原考古学研究所付属博物館が大規模…

 県立橿原考古学研究所付属博物館が大規模改修を終え、約3年ぶりにリオープンした。開館前には数百人が行列。いにしえの文化との再会を待ち望んでいた心情がうかがえる。

 大声は出さぬ場所ながら、新型感染症は文化施設への足も遠ざけた。感染状況が落ち着き、芸術・文化の秋を満喫しようとの言葉も発しやすくなった。

 関西の文化を気軽に楽しもうと設けられた関西文化の日が、今年は13、14の両日を中心に展開される。関西2府8県の美術館や博物館、資料館などが入館無料になる。

 県内でも多様な施設が協力する。ただ県立美術館が7日に無料となるように、日程が異なる施設もあり、実施施設と併せ公式ホームページなどでの確認をお勧めする。

 19回目の今回はおまけもある。関西文化の日プラスとして来年1月にも無料開放の施設があるのだ。芸術、文化に対する関西の心意気を示す姿勢を歓迎したい。

 芸術、文化は偶然接したものが琴線に触れ、末永い付き合いになったりもする。感染予防はしつつ、そろりと街に出てみては。新たな出会いが待っているかもしれない。(智)

特集記事

人気記事

  • ならリビング.com
  • GOOD INNOVATION LAB コピーライター講座
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 47CLUB
  • 特選ホームページガイド