国原譜

「馬淵さん『再誕』7選」「高市さん盤石…

 「馬淵さん『再誕』7選」「高市さん盤石」「田野瀬さんV4」や敗北、黒星といった見出しが躍動した。本紙1日付の社会面である。

 衆院選挙の紙面は、まるでスポーツ面のようだった。選挙もスポーツも勝ち負けの結果であるのは同じなのだが、この二つは根本的に異なっているのではないか。

 五輪にしても野球、サッカーなどプロスポーツにしても、運動競技は結果がほとんどすべてである。選手は勝つことを目標に日々練習している。勝ち負けに伴うドラマが人々を感動させる。

 しかし、政治家の場合はどうだろう。今回、県の1区小選挙区は前代未聞の結果ではないか。選挙戦は馬淵さんが制したわけだが、敗れた小林さん、前川さんも党の比例代表で復活当選し、立候補した3人すべて代議士に。

 1区投票者は満足だろうが、個人的に何か解せないところがある。ただ、政治家は選挙に選ばれた時がスタートではないだろうか。大切なのは、議員として何をなすかである。

 公約を実行できるか。いかに県民、国民のために尽くせるか。バッジをつけてからが本当の勝負である。(栄)

 

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