男子プロバスケットボールBリーグの新シーズンが開幕。2部のバンビシャス奈良は敵地で2試合を戦い、1勝1敗のスタートとなった。

　バスケットボールは東京五輪以降、プロリーグ誕生時以上の注目度。米、豪のリーグで活躍の選手が加わり史上最強とされた男子日本代表は、東京五輪で強豪に善戦した。

　女子は格上を次々に撃破し、米との決勝ももしやを思わせて銀メダルを獲得。続くアジアカップでも史上初の5連覇を果たした。

　東京五輪で初採用の3人制「3X3」もスピードや戦略で新たな魅力をアピールした。こんな状況をバンビシャスも逃してはいられない。

　1部昇格にはいくつも障壁があるが、まずは県民を振り向かせる勝利だ。上位常連でなくては、各地で建設される魅力的なアリーナの県内開設の機運が盛り上るはずがない。

　アリーナは観光資源にもなるが、建設、運営には多大な費用が必要。自治体をはじめ複数の組織が、スポーツ以外での活用法も含め長期的視野で臨まないと実現は難しい。勝利へ、ファンはできる方法で応援したい。ホーム開幕は今週末だ。(智)