国原譜

雲研究家、荒木健太郎さんの著書「空のふ…

 雲研究家、荒木健太郎さんの著書「空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑」(KADOKAWA刊)が人気だ。雲や雨、雪など気象にまつわる知識をやさしく紹介し、子供だけでなく大人も楽しめる。

 一昨年には荒木さんが気象監修したアニメ映画「天気の子」がヒット。今年はNHKの連続テレビ小説でも気象予報士の女性が主人公になり、「天気」がちょっとしたブームになっている。

 その背景には、近年頻発する異常気象がある。「夕立」は「ゲリラ豪雨」に変わり、「100年に1度」の雨が毎年のように降る。

 12日にも停滞する前線の影響で九州を中心に大雨が降った。県内でも北西部を中心に大雨警報、洪水警報が相次いで発令された。

 気象庁によると、きょう13日以降も各地で非常に激しい雨が続き、土砂災害に厳重警戒が必要だ。今年は県南部などで甚大な被害があった紀伊半島大水害から10年の節目を迎えるが、惨禍を繰り返さないよう警戒を怠ってはならない。

 命を守るためには早めの避難が肝要。昨今の天気のブームが人々の意識向上につながれば。 (法)

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