地域別男女の格差

国原譜

大和高田市の新庁舎が完成し、5日から一…

 大和高田市の新庁舎が完成し、5日から一部業務が始まり、12日に全面オープンする。新しい庁舎の誕生は市民にとって朗報だし、個人的に感慨深い。

 平成23年3月11日午後2時46分ごろ。大和高田記者クラブで仕事をしていて激しい揺れに見舞われた。しばらくして、テレビは東日本大震災被災地から生中継した。

 「これは本当の映像か。特撮映画ではないのか」クラブ担当のアルバイト女性とともに被災地の惨状に目を覆い、一刻も早い救助活動を願った。

 それから、記者クラブの部屋を見回して、背筋が寒くなった。市庁舎は当時で築50年ほどたち、老朽化が著しい。記者クラブ室も窓枠からすきま風が入ってくる状態だ。

 「大地震にあったら、ひとたまりもないだろう」とずっと危ぐしていた。庁舎建て替えは長年、市政の重要課題だったが、免震構造である新庁舎の本紙記事を見て、ほっとしている。

 静岡・熱海で3日、豪雨によって大規模な土石流が発生し大きな被害が出た。災害はいつやってくるか分からない。公共の建物は住民を守る城や砦ともいえるのではないか。(栄)

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