国原譜

告示が目前となった奈良市の市長・市議選…

 告示が目前となった奈良市の市長・市議選は、立候補予定者の選挙用事務所も準備が整い、人の出入りも激しくなり熱を帯びてきた。

 コロナ禍の選挙となって、これまでの選挙手法が通用しないと、嘆きの声も聞かれるが、これをチャンスと捉える陣営もある。とくに新人組は歓迎している。

 今のところ市長選は現職に対して新人4人が挑む構図となりそうだ。過去3回の選挙戦とは様相が異なっており、自民党をはじめ主要政党の自主投票が目立つ。

 連敗続きだった橿原市でさえ、自民党が奪還したのに、今回は候補者の擁立もできず、幹部らはこれまで戦ってきた現職を支持する意向をみせている。

 コロナのため人集めができない情勢のなかで、組織的な選挙運動をすることができない。新人の陣営では、「ネットを駆使して戦う」と、自信をみせている。

 立候補予定者が30代と40代という、かつてない若さだ。ネット世代の若者の支持を得られるかが鍵ともなりそうだ。梅雨明けはまだまだ先だが、コロナ選挙が、新しい時代の開幕となるかもしれない。(治)

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