国原譜

自分ならどうするだろうと考えてしまった…

 自分ならどうするだろうと考えてしまった。新卒採用の選考資料として、PR動画の提出を求める企業が増えているという。

 就職活動に携帯電話さえなかった世代には隔世の感があるが、就活コンサルタントの坂本直文さんによると、今の世代は動画撮影など当たり前で、悩むのは「どこまで工夫すればよいか」だという。

 就活だから強く印象づけたいと思うのは当然だが、演出し過ぎもだめなようで、「笑顔で分かりやすく論理的に」がポイントだそうだ。写真1枚の履歴書に比べ、動画なら声や話し方、雰囲気まで確認できる。

 企業側に志望者を効率的に絞り込めるメリットがある一方、学生には動画の評価基準が分からないという戸惑いもある。撮り直しも含めれば、たとえ1分の動画でも制作にはかなり時間がかかりそうだ。

 共同通信社が連載記事をまとめた書籍『働く!「これで生きる」50人』を読んだ。法医学者や百貨店店長、犬ぞり探検家―。50人の「仕事」が紹介されている。

 働くことは生きること。50人の思いがそう語りかけてくる。動画制作にもきっと役立つに違いない。(増)

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