地域別男女の格差

国原譜

運動を担当していた時、国体やインターハ…

 運動を担当していた時、国体やインターハイを何度か取材した。長期出張で体力的にはきついが、県の選手たちと一緒に一喜一憂する取材は楽しかった。

 一方で、各地のスポーツ施設の立派さに驚かされた。同時に本県の施設の貧弱さを思い知らされ、情けない思いもした。

 26日、県内の野球関係7団体が「奈良県野球サミット」を開催。令和13年の県内開催が内々定している国民スポーツ大会(国体)を見据え、野球施設の充実を行政に提言する共同声明を採択した。

 他の競技と同様、野球もプロの1軍戦開催レベルの球場がないなど、施設面で全国に遅れを取る。別々に活動する各団体の枠を超えて、現場から声を挙げることは画期的といえる。

 県は橿原市の県立橿原公苑と市立橿原運動公園を全面交換し国体の主会場としての整備を計画。市も会場を誘致する方針だが、運動公園は市民の大切な財産だ。

 国体のもう一つの魅力は開催地の人々と選手たちのふれあい。県と橿原市には、市民がわだかまりを残さずに心から全国の選手たちを迎えられるよう慎重に協議してほしい。(法)

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