社会
【混沌の先に~戦後80年】SNSの功罪は

交流サイト(SNS)で発信される情報が、瞬時に拡散して人々を動かしている。感情を激しく揺さぶることが悪用され、フェイクニュースやデマが広がるケースも。巨大な「口コミ社会」と化し、危うさが垣間見える。
押し寄せる波にも似た大量の情報にどう対処するか。誰もが発信できる便利さの一方で、興味に沿った内容ばかりが表示される側面もあり、利用者が「現在地」を見失うかのように混乱したり孤立したりするリスクもはらむ。SNSを巡る世界と日本の現状を探る。