前月同水準1.17倍 一部の求人持ち直し動き - 11月奈良県内有効求人倍率
奈良労働局(橋口忠局長)が27日までに発表した、11月の県内有効求人倍率(季節調整値)は1.17倍で、4カ月連続で改善した前月と同水準となり、同局は「県内の雇用情勢は、引き続き求人が求職を上回って推移しており、一部の求人に持ち直しの動きが見られる」と、前々月に上方修正した判断を据え置いた。「今後も物価上昇などが雇用に与える影響に留意が必要」としている。新規求職者1人当たりの新規求人数を示す新規求人倍率(季節調整値)は2.05倍で、前月から0.03ポイント上昇。2か月連続で改善した。新規求人数の多かったのは、医療.福祉▷運輸業.郵便業▷製造業▷卸売業.小売業▷サービス業―などだった。